ちょっと真面目な話

最近、勉強が忙しくてせっかく始めたこのブログを書くことができず、もどかしい気分です。

ドラマやバラエティはしっかりとチェックしているのですが、中々それを書き起こす時間がなく残念です。

 

今日は一体何のテレビについて書くのかと思いきや、今日は少し真面目な話を書きたいと思います。

というのも、男子高校生が飛び降り自殺によって、10代の女子学生も亡くなってしまったというニュースに衝撃を受けました。

まず高校生で、まだまだ人生これからという時に自ら命を断つ選択をしなければならなかった事が悲しいと感じました。

そして、いつも通りの日常を過ごしていた女子学生の人生が急に奪われてしまった事にも悲しみを感じました。

一瞬にして、2人もの命が失われた事は悲しみ以外の何でもありません。

 

このニュースについて、様々な意見がネットで飛び交っています。

「1人で死ねば良かったのに」、「ここまで追い込まれてた男子高校生もかわいそうだ」、「親が耐えられない」など様々な意見をみました。

自分はどの意見なんだと聞かれると、正直どの意見も自分の中ではあって当然だなと思います。

どの意見もあるってどういうことだよ。と思われると思います。

なので、それについて今回は考えてみたいと思います。

 

この問題は、誰を中心に考えるかによって全く違った見方になると思います。

 

まずは巻き込まれてしまった女子学生を中心に考えてみます。

この場合、紛れもなく男子高校生の方は加害者以外の何でもありません。

〝女子学生を殺してしまった〟という事実はどうやっても消えません。

そういう意味では、「1人で死んだら良かったのに」という意見が生まれるのは当然だと思います。

ただ、この意見の悲しい所としては死にたい人は死ねばいいという考えが根底にある事です。

 

死ねば全てが終わり。

 

この言葉は本当に重い言葉です。

死にたいと思うほど辛い生活も、自分にとってしんどい事も、無理しながら生きることもそこで終わります。

ただ、その先待っていた人生、その先で自分を助けてくれる人に出会う可能性、その先待っていたかもしれない楽しいこと、その全ても終わってしまいます。

確かに死にたいほど辛いってどういう事かなんて僕らには分かりません。

でも、人間である以上どんなに惨めでも生きなきゃいけない。

ましてや他人の人生を奪うのは絶対にダメです。

人間は1人じゃ生きれませんが、1人に耐える力も持っていると思います。

どんな人でも1人で耐えてる時間はきっとあります。そこを乗り越える力が必ず人間には備わっています。

どんなにしんどくても惨めでも、自分で命を断つ選択だけはせず死にたいほど辛いことを人間は乗り越えられると信じています。

そうすれば、何年何十年後かもしれませんが必ず助けてくれる人は現れます。

人は助け助けられて生きている生き物だから。

 

さて、男子高校生の立場から考えてみます。

先程書いたように、死ぬ選択だけはダメだということは変わりません。

しかし、死ぬという選択まで追い込まれる前に助けられたのではないのかとも思います。

そういう意味では、高校生の方も被害者です。

きっと生きることが辛くなる何かがあったのは間違いありません。

その辛いことを分け合う人が周りに1人でもいればこんなことにはならなかったのではないかとも思います。

僕たちは、お互い支え合って生きています。

ちょっとした気遣いや助けで救われる人は少なくないはずです。

ネットで終わった事に意見を言うだけでなく、これから救える人達に目を向けることが少しでも出来れば何かが変わるのではないでしょうか。

 

最後に、どうかこれから命を断つ選択をしようと考えている人は踏みとどまって少し耐えてみてください。

その力が皆さんには必ずあります。

そして、耐えて耐えて頼れる人を見つけてください。

人は助け助けられ生きていくものです。

 

そして、亡くなったお二人のご冥福をお祈りします。